2014年8月27日水曜日

事業マップで「見える」化を

すったもんだのあった安全・安心協働活動実践事業ですが、仕切り直しの会議を経て、本日初めての実動となる班に分かれてのまちあるき点検に出かけました。
これについては続報する機会もあると思いますが、先日担当課に確認したところ、県からの補助事業で2ヶ年の2年目にあたる今年度は東小・豊田小と相馬の3地区なのだそうですが、相馬地区では昨年度も都市計画マスタープランのための地域別懇談会でまち育てのための点検作業が行われたばかりですし、公共交通再編でもいの一番に実験台にされていますので、合併の一翼を担った旧村とはいえ「また相馬か」という気持ちになります。

これは、自分の地区で町会長としての立場があるからこそ知り得ている情報ですが、皆さんは自分の地区でハード・ソフトひっくるめてどれだけの事業が行われているか、わかるでしょうか?
市議の時代を振り返ってみても、市全体での目玉事業はわかっても個別の事業がどこでどれだけ行われているかまでは把握できるものではありませんでしたし、相馬地区のことでも町会長の今よりも見えていなかったと思いますので、微視的に連合町会単位では町会長が一番見えていると思いますし、市職員においても自分の課のことはわかっても隣の課のことまでは知らないのが普通ですし、全体を俯瞰する立場の葛西市長におかれても全事業を把握されているとは思えません。
逆に、それだけ見えていないからこそ政治家の常套句である「○○は俺が動いたからできた」というまやかしが通用してしまうわけで、全体の事業が見える形になっていれば、本当に議員の力で他地区よりも事業を持ってきているかどうかがわかるわけです。(そういう口利き自体を撲滅すべきなのはいうまでもありません)

そこで提案したいのは、市民全員が確認できる事業マップの公開です。
施設整備や道路補修などのハード事業は赤、今回の安全・安心事業のようなソフト事業は青、災害復旧など緊急に必要になった事業は黄色といった区分をし、それを予算規模で円の大小を違えて点を打ったマップを、市のサイトや庁舎の入口での掲示、さらには簡易版を広報と一緒に配布するといったことをすれば、市民の誰もがどこでどれだけの事業が行われているのか確認でき、自分のところと他地区との比較も簡単にできるようになります。
ちょうど、これから開会となる9月定例会は決算が主な議題となるわけですが、無味乾燥な数字の並んだ表や、大まかに区切られても意味の見えない円グラフより、こうしたマップを公開して、どこでどれだけの事業を行ったのかを「見える」化する方が、市の実績を市民も理解しやすいだろうと思うのです。
こういうことに取り組むのが政策推進課の本来業務だと思うのですが、元々は秘書課であったのに昴町会と市長との話し合いの機会も調整できずにいる体たらくでは、期待するのがムダでしょう。

おっと、無回答の腹立ちで脱線してしまいましたが、事業マップは我ながら妙案だと思いますので、実現できるように動きたいと思います。

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