博物館で開催されている「名画の花束」展にあわせた町会の老人クラブ月曜会の公園周辺散策ツアーに同行させていただいています。
今回は、会長さんの段取りよろしく解説つきでの見学でしたので理解が深めることができましたし、休み明けの月曜日というのに他の見学者も三々五々と続き、企画のよさがつたわっているようで何よりでした。
ただ、この特別企画展と並んで「津軽の歴史」展もあるように、本来の博物館機能と今回のような美術館としての役割を果たすには、少々手狭であるのが実情です。
高照神社のところに資料館が建設されますが、これは江戸時代津軽藩の文化財に焦点が絞られたものになりますので、大森勝山遺跡に代表される縄文文化の出土品や庶民農家の文化、近代以後の生活などを保管展示する場所がないといっていい状況です。
これを打開するには、現在の博物館は美術館としての機能に集中させるとともに、思い切って市役所を博物館に転用することです。
前川建築としてできる限りの保存活用が求められる市役所ですが、本館は各フロアに区切りのないオープンスペースですから展示物を自由に配置できますし、新館は形状からすれば資料の保管や研究室として使いやすいように見えますので、博物館として活用できると思います。
実際の市役所としての機能を現在地で果たすよりも広域行政の点からもいずれは移転するべきだと私は思っていますし、これで税務署の移転ができれば、一帯が観光文化に機能集約することでよりメリハリのきいた活用ができると思っています。
こういう発想もアリだとは思うのですが、現実には立体駐車場が供用開始となり、現在の駐車場には防災棟が建設されるというのでは、機能転換をするわけにもいかないだけにもったいないと思ってしまいます。
この件、今すぐとはいかないことですが、皆さんにもこのエリア全体と前川建築の保存活用をどうすべきか、一度考えていただきたいと思います。
2014年11月10日月曜日
2014年9月27日土曜日
青森市役所問題は他山の石
耐震対策が必要な青森市役所の改築が三たび市議会にかけられ、とうとう現在地での改築が可決となりました。
来月に迫る市議選というプレッシャーもあったでしょうが、鹿内市長の押しの一手に議会側が屈したとみられても仕方ありません。ただ、この問題は単なる市役所改築であるなら問題は簡単のですが、破綻寸前の三セク・アウガや駅ビル再開発とからんだコンパクトシティ構想さらには10年の大計をもって市のあり方を考えることからすると、なかなか市民にはその全体像がつかみにくく、もっと時間をかけた話し合いや説明が必要なのだとは思いますが、いかんせん合併特例債という賞味期限のある麻薬を使うためには、これ以上先延ばしができないタイミングとなっていましたので、ここからは提案した市長も議決した議会議員もともに責任を負いながら進んでいくしかありません。
このアウガ問題にからんで地元紙で集中連載がありましたが、その最後に木下斉君の的確な指摘がありました。
ここに公共施設再編の鍵があると思いますし、弘前市の場合も市役所の防災棟・立体駐車場増築や今後のヒロロ問題や市立病院の移転、さらには将来の津軽圏での合併といったことを考えた場合に、他山の石となる指摘であり、Facebookでも大きな反響を呼んでいましたので、ぜひ皆さんにも精読していただきたいと思います。
ここで一番の鍵となるのは、「ピンホールマーケティング」です。つまり、コンパクトシティよりもさらに施設やビル単位に集約した活用を考えないと維持していくことは難しいということです。
そこから大胆に提言すれば、弘前公園周辺から土手町は観光・街歩き、城東は大型ショッピングエリアさらには広域行政機能という方向性が見えていますが、それからすれば市役所は今の場所にあるよりも駅前地区の市立病院・一大小学校跡地に移って、1・2Fも公共サービスに特化させたヒロロとともに行政エリアを構成して、現在の庁舎は前川建築としての価値が生きる文化観光施設に転換するといった設計図を描いた上で、より効率的な建設手法をさぐるといったビジョンが必要だと思うのです。
青森市の場合は、商工会議所青年部を中心に対案を考える動きがあり、それに呼応して一部議員も行動していても多勢に無勢だったのですが、弘前市の場合は議論が行われたとは言えない形で市役所増築が決まり、それ以上の青写真がないままに流れていっている状況です。
一旦動いてしまった以上、市役所移転が最後のピースにならざるを得ませんが、弘前市という一自治体だけでなく、津軽という地域の維持継続という観点から、ヒロロはどうすべきか、市立病院はどこにあるべきか、商業の中心をどこに置くべきか、大きな議論をしなくてはならないと思います。
公民連携のプロである木下君、そして藻谷浩介さんにも弘前市にもぜひ提言をもらいたいと思いますし、こういう方たちとの膝を交えての議論を若い世代中心にできれば、新しいものが生まれてくると思います。
そこで、議会と議員は何ができるかが問われますし、私としては議論の輪を作る役割を果たしたいと思っています。
2014年6月19日木曜日
今さらながら市庁舎問題
昨日は傍聴しませんでしたが、今朝の地元紙・陸奥新報によれば、畑山市議が市庁舎増築について質問をしたようです。
ちょうど昨日、その件で市民の方の嘆きをネット上で見つけました。
--
今の弘前市の財政問題はどうなっているんでしょうか。
公共機関の建て替えラッシュには、本当に驚きました。
市役所の駐車場を作り、有料化するという、考えられないことを決定してしまっています。
あと、財政難だというのに岩木にある高照神社に大きな資料館を作ると報道されています。
私には全く理解できない、旧第九師団の資料館をわざわざ道路側に寄せる工事。市民税の無駄使いをしているとしか思えませんでした。
何故、こんな無駄な工事ばかり着工しているのか理解できないです。もっと詳しい説明を弘前市はしていないのでしょうか?
このまま市民税が高くなり続けるのでしょうか。市議会で追及してほしいです。困るのは、やはり市民だけなのでしょうか。
--
この問題の経緯を説明しますと、昨年度のうちに駐車場立体化などの設計委託料1440万円が可決され、3月の骨格予算で約6.1億円の建設費が可決、さらに5月の補正予算で庁舎増築3.6億円弱などの追加があり、総額で9億6754万円の事業費となっています。
先日、近接している塩分町会には説明会があったようですが、これまで全市民向けの説明会はなく、さらにヒロロスクウェアCMや市民ゴルフ場問題の陰に隠れて大きく報じられなかったこともあり、多くの市民は知らないままなのだと思います。
畑山市議への五十嵐部長答弁では耐震問題への対応も必要とありましたが、現在の市役所は本館新館ともに前川國男建築という価値ある建物であり、これを維持活用していくためには補修工事は当然必要だと思います。
ただし、市役所として使っていくべきかはまた別の問題で、今後の広域行政やさらなる市町村合併を見すえた場合は移転も検討するべきだと思いますし、その前に無用な支出をすべきではないと思います。
それだけ時間をかけて議論すべき問題であるのですが、来年度が期限となる合併特例債を使うには早い決断が必要ということで、昨年度から計画が進んでいるわけです。
このことも市民にはわからないことでしょうから、何といっても説明を尽くすことが大事だと改めて思います。
ところで、その質問をした畑山市議は、この件での3回の議決すべて賛成しておきながら、今さら問題を指摘するというのは、その議決に際して議論を尽くしていないことを自ら証明するようなもので、いかがなものかと思います。
市民の皆さんには、こういうところも見極めていただきたいと思います。
ちょうど昨日、その件で市民の方の嘆きをネット上で見つけました。
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今の弘前市の財政問題はどうなっているんでしょうか。
公共機関の建て替えラッシュには、本当に驚きました。
市役所の駐車場を作り、有料化するという、考えられないことを決定してしまっています。
あと、財政難だというのに岩木にある高照神社に大きな資料館を作ると報道されています。
私には全く理解できない、旧第九師団の資料館をわざわざ道路側に寄せる工事。市民税の無駄使いをしているとしか思えませんでした。
何故、こんな無駄な工事ばかり着工しているのか理解できないです。もっと詳しい説明を弘前市はしていないのでしょうか?
このまま市民税が高くなり続けるのでしょうか。市議会で追及してほしいです。困るのは、やはり市民だけなのでしょうか。
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この問題の経緯を説明しますと、昨年度のうちに駐車場立体化などの設計委託料1440万円が可決され、3月の骨格予算で約6.1億円の建設費が可決、さらに5月の補正予算で庁舎増築3.6億円弱などの追加があり、総額で9億6754万円の事業費となっています。
先日、近接している塩分町会には説明会があったようですが、これまで全市民向けの説明会はなく、さらにヒロロスクウェアCMや市民ゴルフ場問題の陰に隠れて大きく報じられなかったこともあり、多くの市民は知らないままなのだと思います。
畑山市議への五十嵐部長答弁では耐震問題への対応も必要とありましたが、現在の市役所は本館新館ともに前川國男建築という価値ある建物であり、これを維持活用していくためには補修工事は当然必要だと思います。
ただし、市役所として使っていくべきかはまた別の問題で、今後の広域行政やさらなる市町村合併を見すえた場合は移転も検討するべきだと思いますし、その前に無用な支出をすべきではないと思います。
それだけ時間をかけて議論すべき問題であるのですが、来年度が期限となる合併特例債を使うには早い決断が必要ということで、昨年度から計画が進んでいるわけです。
このことも市民にはわからないことでしょうから、何といっても説明を尽くすことが大事だと改めて思います。
ところで、その質問をした畑山市議は、この件での3回の議決すべて賛成しておきながら、今さら問題を指摘するというのは、その議決に際して議論を尽くしていないことを自ら証明するようなもので、いかがなものかと思います。
市民の皆さんには、こういうところも見極めていただきたいと思います。
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