議員のキャリアパスやプール問題と、角度や考え方は違えど同じ問題に反応するのが横浜市議の伊藤ひろたか君ですが、郷里では広島の原爆投下時間にあわせてサイレンが鳴る話を披瀝していたのが気になったので、9日の長崎原爆忌に防災無線のある地元で待っていたのですが、思っていたとおり鳴らずに終わりました。
今日の正午には、高校野球の中継中に試合が中断されてサイレンとともに黙祷を捧げる姿を見た方や戦没者追悼式典をご覧になっていた方はともに黙祷されたことと思いますが、そうでもない限り敗戦の日を意識せずにスゴしてしまった人の方が多いのではないでしょうか。
市では先年、平和都市宣言を議決して記念碑を建立しましたが、具体的な平和教育に取り組んだということも聞いたことがありませんし、師団本部が置かれた軍都でありながら文化財保護のために空襲を免れたこともあり、元々戦争体験を語り継ぐ機運も薄いように感じています。
戦後69年を迎え、戦争を記憶している方々は後期高齢者となってしまった今こそ戦争の悲惨さを語り継ぐ取り組みは喫緊の問題だと思いますが、まずは戦争があったことを忘れないために、広島・長崎の原爆投下時間そして敗戦の日の正午に、防災無線のある岩木・相馬地区だけでも防災無線によるサイレンを鳴らすようにしてはどうかと思います。
岩木地区では正午に津軽三味線の音色が流れますが、敗戦の日だけはサイレンが鳴れば一定の世代には気づいてもらえますし、その意味を知らない子どもたちから問われた大人が教えることもできるはずです。
原子力を暴力に用いれば瞬時にたくさんの人を殺すことができること、8/15は日本が戦争を起こした過ちを認めアジアの人たちを殺すのをやめた日であること、この最低限の事実だけでも忘れないようにする最小限のアクションだけでも続けていくべきだと思います。
来年からは、不戦を祈るサイレンが鳴るようにしたいものです。
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