2014年8月20日水曜日

映画にふれる機会を増やそう

今日は、昨年の「あまちゃん」以来の能年怜奈ファンとして「ホットロード」を観に行ったのですが、行った先は柏のシネコンでした。
夏休みで人気作・大作が多い時期、市内のシネコンはスクリーン数が6しかないとはいえ、最新の興行収入ランキングや今日の客数を見ても逃した魚は大きいと思いますが、今回ばかりでなく見たいと思う映画が見られないことは少なくありません。

さすがに冨田の通りにあった慈善館までは知りませんが、1980年の高校時代の映画館事情を思い出すと、元寺町のファミレスのところには東宝とスカラ座、向かいの歯科とライブハウスはオリオン座が2スクリーン、百石町の信用金庫は東映、駅前の居酒屋は宝塚、ルートインは日活!でしたし、鍛冶町にも成人向けでない映画館がありましたので、子どもから大人まで楽しめるバラエティに富んだ映画を楽しむことができました。
これが現在では城東のシネコンと鍛冶町に成人専用1館が残っているだけですから、30年前からすれば映画という映像文化にふれる場や機会が少なくなっているのは皆さんにも納得していただけると思います。
それをおもんばかってか、旧ジョッパルを運営会社マイタウンひろさきが買い取る際の計画ではシネコンが中核にあったのですが、その後の計画見直しで映画館の話は消えてしまい、市内にスクリーンが増える期待も失われた形になっています。

一方、フィルムコミッション=FCの活動は実を結んできていて、大ヒットした「奇跡のリンゴ」や韓流ドラマ「優しい男」などのロケが行われていますが、秋原正俊監督の「ルパンの奇巌城」のように弘前城や弘前教会などでロケをし翠明荘で記者会見までしたのに柏で舞台あいさつとなった作品もあり、FCが活発になればなるほど地元で見ることができないジレンマを抱えることにもなりかねません。
また、NPOや市民有志で良品や社会的問題作を上映することも行われていますが、こういう機会が増えないことにはシネコンの意向に沿った映画しか見られないわけですから、市民そして市としても後押しする必要があると思います。
FCに関しては市がバックアップしていますが、映画にふれることを増やすためにアクションをおこす一歩目だけでも市が動いてもよいのではないかと思いますし、それが足がかりとなって上映会の回数が増えたり以前あったマリオンのような小館ができるとうれしい気がします。

市内でもっと映画が見られるようになると、いいと思いませんか?

0 件のコメント:

コメントを投稿