2014年9月21日日曜日

3年ぶりの1%システムで考える

昴町会の集会所開放事業をまちづくり1%システムに申請し、その公開プレゼンテーションおよび審査会が市立図書館研修室で行われ、基準ギリギリでしたが何とか採択されてホッとしているところです。
事業そのものはここでふれる内容ではありませんが、2011年に2件の申請を不採択とされて以来の1%システムの場でしたので、改めて1%システムそのものの課題を考えてみたいと思います。

今回は第3期の審査でしたが、16件を昨日今日そして明日の夕方にプレゼン・審査が行われるのですが、予定ではプレゼン7分・質疑応答8分・審議20分で合計35分を繰り返すという流れなのですが、質疑にかかる時間が多く、前の案件も私も35分を超えても質問に答える形でしたので、11:40に午前中は終わるはずだったのが正午を回る形になってしまいました。
それだけ委員が熱心に質問するのはありがたいことですが、これだけの日数と時間を拘束されるのに合わせるのは大変なことで今日も15人の委員のうち2人が欠席でした。公募の委員もいるのですが、これだけの拘束となるのでは、なかなか手を上げるのも難しいでしょう。
それはさておき、最初はプレゼンと審査は別の機会で公開もされていなかったのが、現在は連続して行われて短時間のうちに結果がわかるというのは助かりますが、そのために申請者が残っているだけに審議の際に出された意見に反問する機会や、もう少しでクリアという結果であるなら委員側からの注文を組み入れられるか確認した上でゲタをはかせて採択とするという方法でもよいと思います。
今回全部の案件が採択となっても3000万円の予算に対して2000万円に達するかどうかという状況ですから、まずは事業に取り組んでもらって、その分評価を厳しくするべきだと改めて思います。

もう一つ気になるのは、私の周りでは採択されたもの申請しているものが多く、ラベンダー再生だけではなく助成をいただいて本日藤田庭園で行われている津軽笛博覧会は主催団体の監事という役割ですし、今回の審査でも他に2件にかかわりがあります。
それだけ周りに1%システムを理解活用しようという人がいるのはいいことですが、町会で申請について説明してはじめて知ったという役員もいたとおり、知っているのは限られた一部の人たちでほとんどの市民には知られていないというのが現実ではないかと思います。
まちづくりの趣旨に照らして、1年限りの事業よりも継続性のあるものが望まれていますが、これが市民全体で活用する事業としていくには、継続するとしても3年までとして事業が入れ替わっていくようにすれば、本当に周知が進んでいかなければ事業が縮小していくことになるので市でも力が入るでしょうし、応募する側でも再応募には新しい発想が必要になりますから事業の幅を広げることにもつながります。

一定の成果は上がっていると評価はできますが、より市民が活用できるようにしていく工夫が必要だと感じていますが、まずは9割の助成をいただいた事業を成功に持っていってムダ金にならないようにしたいと思います。

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