12月は史上最高の積雪、年末だけは落ちついた大雪ですが、2日からはまたしても猛威をふるう状況が続き、さすがにヘトヘトの毎日です。
おかげで昨日は新聞にも目を通さずにいましたが、地元紙の1面トップがアクションプランに対する市民評価アンケートで一番不満なのが雪対策であったことを報じていました。3年連続でもっとも不満が高く半数以上が不満ということですが、今の時期に実施していたら、もっと悪い数字になることでしょう。
この結果が重要なのは、先日のアクションプラン評価報告書が有識者によるものだったのに対して、これは市民の生の声を反映したものだけに、市はもっと真剣に受けとめる必要があると思います。
一番のウィークポイントということは、それだけ改善の余地があるはずですが、どういうわけか行政では手が打たれないことが多く、私がかかわった時期の県総合計画でも原子力問題に不安を感じている率が一番高いにもかかわらず、その声を無視して原発や核燃サイクルが進められてきたのを思い出してしまいます。
市民主権を標榜する葛西市政なのですから、市民が何を求め何を改善してほしいと思っているのか受けとめて、ニュースになる新規事業よりも市民生活の根幹にかかわる問題を足元から見直すべきだと思います。
ところで、アクションプラン2013では「エボリューション3」の一つとして最重要とされていた雪対策ですが、今年度からの総合計画である「弘前市経営計画」では人口減少が最大のテーマとされています。
しかし、よく考えてみれば雪対策が不十分のままでは、高齢者などの生活弱者には冬の生活で困ることが多いはずですし、それが原因で弘前を離れる方もあるでしょうから、人口減少の要因の一つであるのは間違いありませんし、同じ津軽に住むにしても、弘前市は除雪をしっかりやってくれるという評価であれば他町村からの移住が進んでもおかしくはないのに、現状からすれば期待できそうにもありません。
これまでも、雪対策については懇談会などで話し合いはされているのですが、人口減少対策としての視点も加えて再検討していく必要がありますし、それこそ庁内シンクタンクが一番最初に取り組まなくてはならないテーマだと思います。
一方、私も在職中は雪対策での行政視察はしたことがありませんでしたが、札幌市では大規模な排雪施設があると聴いたことがありますし、弘前市より積雪量の多い青森市では除排雪方式が違っているそうですので、身近なところから見分することでも気づくことがあるはずですから、最優先で動きたいと思っています。
ぜひ、雪対策でお困りのこと不満に思っていることをお知らせいただきたいと思いますし、他自治体の特色ある取り組みのことでも情報をいただきたいと思います。
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