2014年10月14日火曜日

人材データベースの構築を


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紀伊國屋書店に足を伸ばしましたら、高校同期で仲のよかった中屋敷均君の著書がPOPつきで並んでおり、矢も楯もなく買い求めました。
ちなみに、隣に並んでいる鎌倉幸子さんともTwitterからはじまるご縁があり、今度の22日にある「人にやさしい社会推進セミナー」での再会を楽しみにしています。
この二人のように、新書や文庫といった手に取りやすい形態での著作は書店でも目に止まりやすく新聞紙上に書評が載ることもありますし、一方スポーツであれば活躍している記事に弘前市出身とか○○高校卒といった括弧書きが必ずと言っていいほど添えられますので、地元出身者の活躍が伝わりやすいのですが、そういうパターンにはまらない場合はなかなか見えないのが残念です。
市では、こういった人材に関して一定の情報を持っているでしょうし、市職員の人脈も生かしながら市政に活用しているとは思いますが、これらの人材情報をデータベース化して市民もアクセスできるようにしてはどうかというのが今回の提言です。

ところで先日、小中学校教育の意見交換会に参加しましたが、今後力を入れてほしい教育として一番多かったのがキャリア教育でした。現在行われているキャリア教育として思い浮かぶのは職業体験実習ですが、これだと中学校から一定距離の半径内にある事業所に限られてしまいますが、以前ベストセラーとなった『13歳のハローワーク』のように世の中には地元にはない仕事があふれていますし、そのような仕事に関心を持っている生徒もいることだろうと思います。
私の同級生でもレーサーになりたかった奴がいましたが、30年以上も前のことで憧れて上京してもツテもなく、生活することに流されて入口にも立てなかったと話していたように、その仕事に就くにはどうしたらいいのか、どんなことが大変でどんなところにやりがいがあるのか、その道の先達となっている出身者にコンタクトが取れる仕組みがあれば、子どもたちの未来をひらく助けにもなります。
当然、市で取り組む事業や施策に力を借りたり、庁内シンクタンクに協力してもらうといったことが最優先になりますが、出身者にとっても故郷や自分たちの後輩のためになるのであればと快く引き受けてくれる人の方がほとんどだろうと思いますし、市の招きで来ることになればまさに「故郷に錦を飾る」ことになるだけでなく、市にとっても外で得た力を還流させることになるわけですから、大事な取り組みになると思います。

皆さんの友人や親戚から、こんな仕事をしているというので市から声がかかって帰省することになったという話が出てくるようになれば、皆さんも誇らしくないですか?

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