さすがに12月初めに融雪溝を稼働させ雪かきに追われる日々を過ごすことになるとは思ってもみませんでしたが、これは皆さんも同じ気持ちだろうと思います。
ところで、我が昴町会の雪対策環境は、融雪溝の水源見直しは先送りになりましたが、詳しい人から言わせれば工事時点での欠陥があって水漏れしている箇所があるのだそうで、これは「プレアデスのまち」全体の建設構想を具現化するにあたって村当局に知識と経験がなかったことが大きいと思います。
一方、道路維持課は担当係長が今年度から異動してきたばかりということで、水源見直しの件でも理解不足の展がありましたが、今後の対策を考えてもらうためにも今冬の状況を精査してもらいたいものだと思っていますが、その経験が生きてくるようになるとまた異動ということでは、経験値の集積が行われないだけでなく、道路維持課に回されるのは外れクジのような雰囲気がいつまでたっても解消しないのではないかと思います。
こうして考えてみると、旧相馬村のような小規模町村では新しい取り組みに対応するだけの能力に乏しく、弘前市の場合は組織が多き分経験を積んだところで異動となってしまうという課題があり、それが雪対策や道路整備で後手後手に回る要因となっているわけです。
これを解決するには、ゴミ処理における環境事務組合や消防事務組合のように、道路整備と雪対策に特化した事務組合を広域で設立することだと思います。
これまでも、相馬村や岩木町の除雪は行き届いているけれども市内はさんざんだといった市町村格差がありましたし、同じ市内でも県道は県が委託した業者で市道は別の業者というちぐはぐさもありましたが、これを広域連合レベルで事務組合を作って作業基準を統一化したり、県道市道の区別なく一エリア一業者ということにすれば作業のギャップはなくなります。
また、市町村の枠の中で人事異動で数年道路や雪対策の担当とされるより、自分は生涯この道で生きていくと決意してプロフェッショナルとなる体制の方が、専門力も向上するでしょうし、全体としての人員も少なくて済むはずです。
アクションプラン2013で雪対策日本一を掲げていましたが、これは弘前市だけよければいいという問題ではありませんので、この件でも津軽南地域をリードしていく方向で考えるべきだと思います。
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