2014年11月6日木曜日

伊勢谷友介さんからのメッセージ

桜守制服デザイン投票の件は、これでいいのかという思いが強く、一方では今をときめく伊勢谷友介さんがかかわっているだけに名声に傷がつく形になってはという思いで、思いきってご本人に意見を申し上げてみました。
これに対して、ご本人からていねいで立場をわきまえた形で、なおかつ今回のプロジェクトにかかわる熱い思いがわかるお返事をいただきました。「リバース・プロジェクト」を片手間でやっていない思いが伝わり感服しましたので、そのうち公表できる部分に関して私の文責で紹介したいと思います。

今回のプロジェクトにあたって、リバース側では2回にわたって桜守の方々から声を聞き、桜守の仕事をしていることをもっと知ってほしいという思いがあることを確認し、このデザイン投票そして制作される制服のできばえで桜守の認知度を高めてブランディングすることが第一歩で、これで終わりということではなく市民を巻きこんでのアクションにしていきたいということでした。
また、これが市民の税金でのプロジェクトであることも重々承知して取り組んでいるだけに、投票の方法や承知の仕方については今後の同様な取り組みのためにも再考していきたいという謙虚な言葉もありました。
そして、このプロジェクトが最終的にめざしているものまで語ってくださっていて、これにつながれば弘前市にとってのメリットは非常に大きいものになるのですが、そこは今後の展開の楽しみにしていただきたいと思いますし、ひるがえって考えなければならない問題とかかってきますので、伏せておきます。

その考えなければならない問題とは、やはり情報公開ということです。
今回、伊勢谷さんから返信をいただくまでは誤解していた部分が大きかったわけですが、市のサイトや広報などを見る限りではそこまでの意図がわかりませんし、受託した側以上に委託をしている市がていねいな情報発信をして、市民の関心を呼び理解を図る努力をしなくてはなりません。
例えば、伊勢谷さんのメッセージではおおよそ目標の投票数をクリアできそうだということもありましたが、この数字を大々的に掲げて呼びかけることもあっていいと思いますし、そのためにはどんなメディアを使えば市民が投票しやすいのか、逆に直接投票する場合にはどれだけの箇所で行うのかといった地元としての意見が足りなかったと思います。
外部の力を借りるのは必要なことですし積極的に取り組むべきだと思いますが、そこで任せっきりにするのではなく最終的な責任は自分たちにあるのだという思いで、市職員も市民もプロジェクトに向き合うべきなのは、言うまでもありません。

それにしても、社会をよくしようという熱い思いが本物であるのを今回のやりとりで改めて知っただけに、伊勢谷さんが弘前に縁があり私にとっての心の師である吉田松陰を来年の大河ドラマ「花燃ゆ」で演じるのはうれしい限りです。
桜守の件だけでなく、弘前と吉田松陰というご縁でもつながりを深めることができれば、弘前市にとっては何よりのシティプロモーションになりますので、ぜひともデザイン発表などで来弘の機会ができればと思います。
伊勢谷さん、待ってますよ!

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