2014年11月27日木曜日

相馬地区の過疎指定を生かすには

昨夜、「弘前市旧相馬村区域過疎地域自立促進計画相馬地区意見交換会」という長ったらしい会議に町会長として出席しました。簡単に言うと、過疎指定を受けていた相馬村の地域には今後も過疎地域としての優遇措置があり、それを活用してどのような事業を進めていくのかの説明と意見交換をするというわけです。
ちなみに、旧相馬村は過疎であると同時に特別豪雪地域の指定も継続していまして、車庫証明不要といった恩典も受けられます。

現在は来年度までの5ヶ年計画の4年目にあたっており、葛西市長ご臨席のもと佐藤支所長以下の説明では、全体の65事業のうち今年度までに完了するのが26、来年度には完了するのが4、次期の5ヶ年計画に移行・継続するのが35事業と、過疎地域として計画は立てられても実際には半分近くの事業が5年間棚ざらしで進捗していないということになります。
説明後は町会長や各団体などなからの出席者との意見交換となりましたが、役場などを改築したやすらぎ館に続いて奥にあるふれあい館の改修もはじまっていることもあって、嫁不足や空き家対策といった市が取り組んでいることを質問の形で紹介するかのような段取りのやりとりがほとんどで、過疎の状況でも地域を維持していくためにはどういう事業が必要かという突っこんだ議論もなく、1時間の予定どおりに終了となりました。
私も事前の打ち合わせどおり、町会の街灯を防犯灯に切り替えること、陸上クラブのコーチとして小学校体育館の雨漏りとグラウンドの改修という要望をしておきましたが、これらすべての質問に市長自ら回答するのは責任ある立場として当然の態度ではありますが、市政懇談会とは違って担当部局で陪席していないだけにキチンと伝わるのかという心配もあります。

それはさておき、行政経験のある町会長がはじまる前に話していたのですが、以前は5ヶ年で総額いくらの計画というのが示されていたのでその中で事業を組み立てていたのだそうですが、現在の時限立法ではそのあたりがあいまいでハード・ソフトどちらでも過疎にかかわるものであれば計画に盛ることができるのですが、実際には半分前後の実施なのですから、何でもかんでも実現できる魔法の計画ではありません。
それだけに、今の相馬地区において優先して取り組まなくてはならない事業を絞りこんでいく必要がありますが、それが今期最終年であり次期計画の準備年度となる来年度の課題となるだけに、しっかりとした話し合いができる場を作るのが何より肝心です。
加えて、弘前市の一地区に過疎指定での特区があるという認識に立って、相馬地区を指定すれば財政的にも地理的にもメリットが生まれるようなものがないのか検討するというのも必要なことですし、人口減少対策として新規住宅団地を造成するのであれば一番有利な条件がそろっている相馬地区に第2昴団地をといったことなど、市全体に効果が波及するものがあると思います。

その意味では、相馬に住んでいるという立場でなく、市から見て必要なものを盛りこむ意識で臨みたいと思いますし、それにふさわしい市議という地位でなければならないと改めて思ったところです。