2014年11月12日水曜日

議長選挙立候補制という「改革」

今日の朝刊では、弘前市関連で雪対策・シンクタンクと紙面をにぎわしていましたが、私の気を引いたのは先日改選された青森市議会で、議長選出にあたり立候補を届け出て所信表明を行うことが決まったことでした。

そもそも、議会でどのようにして議長をはじめとする役職が決まるかというと、自薦もしくは他議員からの推薦を受けた者が立候補して投票するという生徒会でも当然なルールではなく、議員がこれはという思う者を記名して最多の票を集めた者が任ぜられる形になっており、同じ会派内ならまだしも違う会派でもある議員の名前をまとまって書くような根回しが行われるものの、その候補がなぜ議長になろうと思っているのか議長となった暁にはどのような所信で臨むのか、まったく知る機会もないというもので、いわば生徒会以下の決め方なのです。
私自身も、このことに疑問を持たず大学の先輩であるという縁だけである会派の候補を推して暗躍したものですが、それがおかしいと気づいたのはローカルマニフェスト推進地方議員連盟での研修会で神奈川県議会を学んだ際に第100代議長である松田良昭さんが、自民党会派内で議長候補となるにあたって当時の松沢成文知事がマニフェストを掲げて圧倒的な支持で当選しているのに対峙するには議会側にもマニフェストが必要だと主張、実際に初めてマニフェストを提示したところ全会一致で議長となり1年間で大胆な議会改革を進めることができたということを教えてくださったからでした。
つまり、生徒会選挙でも行われる立候補者がポスターを作り主張公約を演説会で訴えるという当然のことをするだけで、議長というリーダーが何をするつもりなのか明確に伝わり議会改革が進むということでして、これは議員がつい先日まで自分の選挙で行っていたことなのに、なぜか当選したとたん合従連衡のダークサイドに落ちてしまうのが、議会という伏魔殿の現実なのです。

それでも神奈川県議会のような先進事例が広まって、現在では約2割の議会で立候補・所信表明が行われるようになっているのだそうで、県内での先鞭を青森市議会がつけることになるわけですので、これは本当に意義あることだと評価したいと思います。
ひるがえって、弘前市議会では検討されたものの導入には至らず、次期改選後の議員で話し合えばよいということになったと仄聞していますが、今の議員に枠を決められるより次期のメンバーで4年間の議論の第一歩として議題とするべきことだと思いますし、形式ばかりの議会基本条例よりも議長のリーダーシップを確立してマニフェストに沿って改革へと動く形を作ることの方が重要なのは、松田議長の例が雄弁に物語っています。

これを実現するためにも、何としても自分が当選して道筋をつけたいと思っています。