2014年7月1日火曜日

沢田で市民発電を

野田村での活動の中核は一番最初から継続しているヨーガ教室ですが、もう一つは仮設住宅のお父さん方5人が木工製品づくりで起業した「だらすこ工房」の支援です。
これだけでも十分価値があるのですが、これを電話のない民宿として有名な苫屋の坂本さん夫婦が後押ししてくれたおかげで、そこに全国から集まる常連客の中に太陽光での市民発電所づくりを進めているPV-Netを知る人がいて、現在では木工製品より売電の方が収入も注目度も大きくなっているほどです。
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このパネルの組み立ても自分たちでやったのですが、純朴なお父さん方からはどういう仕組みで売電できるのか、全国から出資する方々とはどういうやりとりをしているのかといったシステム的なことはうまく説明してもらえないので(笑)、この分野で先駆的に活動しているISEPの研究員である古屋将太君の『コミュニティ発電所』を読了して理解できました。ちなみに、その中で青森県の風力発電「わんど」も紹介されています。
このことから、弘前市が力を入れて取り組んでいるスマートシティに関する提言もできそうですが、今回考えたのは我が相馬地区の最奥の限界集落・沢田地区のことです。

沢田地区は、400年以上の伝統を誇る奇祭ろうそくまつりと冬場にお母さん方が作るミニ炭俵の置き物で知られていますが、現在生活しているのは10世帯で小中学校の子どもがいるのは1世帯だけであり、弘大時代の山下祐介先生が調査に足しげく通って『限界集落の真実』にまとめたとおり、まさに限界集落ですが、私もろうそくまつりにかかわっていますし、選挙の際にはここの神明宮に必勝祈願して住民の皆さんに励まされて出発する地だけに、何とか集落を維持していくための手だてはないかと考えていました。
この沢田地区に、「だらすこ工房」の市民発電所のような設備を作り、自力で作った電力で生活できるだけでなく売電収入が得られるようにするとともに、出資した全国の方々にお礼にリンゴを送ったり、ろうそくまつりや収穫の時期にあわせて来訪してもらうような交流ができれば、可能性が広がるのではないかと思うのです。
現在でも、ろうそくまつりは地区の方々だけでは運営が難しいために実行委員会を組織して地区内外の人たちのかかわりで成り立っていまして、それだけに外からの人が来るのに慣れているという強みもありますので、私としても一度PV-Netに相談してみようと思います。

もし、これが「だらすこ工房」のような成功につながれば、他の地区にも参考になるでしょうし、何より脱原発依存へのハンドルが切りやすくなります。
こういう前向きな提言を、これからも重ねていくつもりです。