2014年7月26日土曜日

私は相馬のためだけでは動きません

昨夜の説明会での怒りが収まらなかったせいか、両目が真っ赤に充血していたようで、「それでなくても目つきが険しいのに、まるで鬼だ」と妻に言われてしまいましたが、私にとって鬼といわれるのはほめ言葉以外の何物でもありませんので、本気で考えている証拠だと受けとめています。
この機会ですので、政治を志す者としての地域への思いを述べておきます。

昨夜説明のあった安全・安心協働活動実践事業の3ヶ所のうち1ヶ所が相馬地区となったのは、所管課である市民協働政策課の中澤課長補佐が相馬出身であって地区活性化のために入れてもらったと本人が説明しましたし、受けた支所民生課も連合町会でも予算がもらえるならいいじゃないかという軽い気持ちで応じたものと推察されます。私も一町会長という立場であれば疑義をはさまなかったかも知れませんが、市議時代に相馬川沿いの市道拡幅に異を唱えて関係する方々にお叱りを受けたこともあったように、当時から相馬地区にカネが落ちるのであれば何でも賛成という態度ではありませんでしたし、当時のプライドを守って生きていくのが素浪人の矜持ですから、37.8万円とはいえムダになりかねない使いみちにはノーを突きつけたわけです。相馬がよくなればという思いは誰にも負けませんが、市議というのは市全体のことを考え、その上でどの施策をどの地域で実施するのが最適なのかを判断しチェックするのが本分ですし、仮に地区や地域の要望を解決実現したいと思うなら町会長さらには連合長会長として市にストレートに向き合えばいいのです。だからこそ、私は町会長として要望を突きつけますが、政治にかかわる者としては全体最適を考えるように心がけています。

それから昨日の追い討ちになりますが、先ほどふれたように相馬地区に決まった理由はハッキリしていますが、残り2ヶ所はどこに決まったのか、そしてどういう理由で決まったのか、明らかになっていません。
たぶん大した理由もなく選定されたとは思うのですが、ゴルフ場問題の経験からすると実際に決定に至った経緯を公開させると会議録が残っていないやら誰がどんな理由で推したのか明確でないやら不透明そのもので、曲がりなりにも1%システムでは公募委員も含めて公開で審査してその場で可否を決めるというオープンなスタイルを取っているのとは明らかなギャップがあります。
逆に考えれば、1%システムは市民税を充てるのですから市でどのように使っても問題ではないとしてもよいでしょうが、今回の事業は県が100%支出するものを市が適当に配分を決め、さらにどうでもいいレベルで事業を行い、町会連合会に入ったカネで備品まで蓄えるという悪質極まりない形になっているのは、県民として許すわけにはいかない所業ですし、市で行っている他の事業でもこのようなインチキが多いのではないかと思います。
それだからこそ、所管課の事務事業評価だけでなく議員が手分けしてでも全事業を仕分けし、おかしな決め方はなかったか、その事業で成果はあったのかを厳しくチェックする必要があると繰り返し主張しているのです。

昨日も多くの方に賛同拡散していただきましたが、この問題を相馬での一事業ではなく市の事業遂行における大きな過ちをはらんだ問題と受けとめていただいて、正しい方向に持っていくのにぜひとも関心を持っていただき協力していただければ幸いです。

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