2014年7月23日水曜日

記録でなく伝統芸能を残す支援を

今夜は地元唯一のお寺・覚応院の宵宮、PTAの巡回の役もありましたので足を運んだのですが、日中の雨がたたって出店は取りやめとなり、明日の例大祭での秘仏28年ぶりのご開帳を前に残念な形となりました。
それでも、19:00頃には雨が上がっていたので、予定していた紙漉沢獅子舞は行われて、集まった人たちを楽しませてくれました。

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それに合わせて、市職員がスタッフとともに撮影に来ていましたが、これは伝統芸能を映像に収めて保存する事業の一環だと思います。
それ自体はまったく何もせずに廃れて見られなくなるよりはよっぽどマシなことですからキチンと進めてほしいと思いますが、津軽は獅子舞だけでなくお山参詣の登山囃子、さらには津軽神楽といった伝統芸能がいくつもあります。
今日の獅子舞にも、相馬ねぷた愛好会の会長もお山参詣相馬有志会の先立ちの方も加わっていましたので、両方に加えていただいている私もそれぞれあいさつを交わしておきましたが、ねぷたはまだしも他の伝統芸能にはご縁がないという人の方が多いだろうと思います。
その点でも、相馬に住む私は恵まれた環境にありますし、いい経験をさせてもらっていると感謝していますが、相馬でも以前はいくつかあった獅子舞が戦後には3団体になり今では紙漉沢と黒滝の二つになってしまったように、伝統芸能を維持継承していくのは人口減少とともに難しくなっているのが現実です。
それでも、岩木地区の五代獅子舞では町会ばかりでなく市内からの囃子方まで加わって維持している実例があるように、ねぷたという土台があるだけに当該団体が門戸を開きさえすればまだまだ継承の可能性は残っていると思います。

ただ、伝統芸能は宗教とつながりのあるものがあるだけに行政からの支援が難しいところがあるのは重々承知ですし、それだからこそレッツウォークお山参詣が岩木山神社の鳥居をくぐる前に終わるような始末になってしまうのですが、単に記録として残すのではなく維持継承するための支援を真剣に考えるべきではないかと思います。
例えば、以前相馬小学校でも総合学習を利用しながら獅子舞を練習する機会を作っていたように学校という場をいかす方法もあるでしょうし、文化財保護課から各団体に働きかけて門戸を開くところを優先して記録していくといったインセンティブを考えるといったこともあっていいと思います。

その意味でも、まずは津軽の伝統芸能そして文化を市民に知ってもらうようにするのが何より大事だと思いますし、自分でできる範囲では自らやっていかなくてはと思っています。