2014年8月14日木曜日

資料館より武道の伝承を

朝イチでお互い短い帰省期間ということで高岡地区の友人のところにお泊まりに行っていた娘を迎える前に、高照神社に参拝してきました。

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弘前藩中興の名君・津軽信政公を祀るこの神社には、ゆかりの品々が納められているのですが、神社や町会だけでは保存管理が行き届かないことが旧岩木町時代から懸案とされていて、それがこのたび津軽歴史文化資料館を隣接地に整備することになったのです。
報じられているところでは、資料館だけではなく流鏑馬ができる馬場も整備されるそうなのですが、高岡地区は神社はあるとはいえ、りんご畑が広がる農村地帯であり、武道との縁は薄いところに、あったわけでもない馬場まで作って江戸時代の武道・武具に関するメッカのように仕立てるのは、どうも違和感があります。
先日弘前藩の武道や作法に接した立場とすれば、これこそ次代に伝えて残すべき武家の町・弘前の宝であり、残っているありとあらゆる武具や武家の品々を保存しようというのは無理があるのですから、ある程度の歯止めをかけるべきではないかと思います。
これは伝統芸能のところでもふれましたが、データや残っている武具=ハードを残すことより、武道や芸能そのものやそれにまつわる作法や暮らしを継承していくことの方が難しく、そして意義あることだと思いますので、施策としてもハードからソフトへの方向転換をめざすべきだと思います。

「コンクリートから人へ」の民主党政権は崩壊しましたが、その方向性だけは正しかったと思います。皆さんは、ハードとソフト、優先すべきはどちらだと思いますか?