2014年12月4日木曜日

市民が取り組むファシリティ・マネジメント

師走朔日には雪の気配すらなかったのが、今日で3日連続の降雪で、我が昴町会としては史上最速で融雪溝を稼働させています。
ここでも何度か紹介したとおり、融雪溝の問題で市建設部・道路維持課との話し合いの席を持ってきましたが、これは分譲時のPPポイントだったからということだけでなく、歴代の町会長が中心となって融雪溝のコントロールに尽力してきただけに一家言持つ町会員が何人もいて、市が通告してきたからと唯々諾々と従うことにはならないのです。
道路維持館からすれば小うるさい町会で辟易していると思いますが、私も町会長という立場で雪対策にあたってみると各ブロックで水量が違ったり、豪雪となると下流にあたるエリアでまったく機能していない過酷な状況を目の当たりにしたり、朝の稼働時間では足りない大雪の日には稼働時間を延長したりと、毎日のように対応しなければならない事態に遭遇してきましたので、 課に苦情をぶつけるのではなく自ら対応してきたからこそ言えることだと自負しています。
聞くところによると、融流雪溝を町会メインで管理しているのはほとんどないのだそうですが、不具合があっても初期段階で解決できたり、必要な改修を早めに実施してもらうことで大きなトラブルを未然に防ぐ効果があったと思えるだけに、これこそ市民がファシリティ・マネジメントに取り組んでいる見本といえることだと思います。

このファシリティ・マネジメント=FMとは、「業務用不動産すべてを経営にとって最適な状態(コスト最小、効果最大)で保有し、運営し、維持するための総合的な管理手法」とされていて、自治体として青森県はいち早く取り組んでいて、2008年には第2回ファシリティ・マネジメント大賞を受賞していますが、受賞した取り組みの責任者が葛西市長だったのです。
こういう手法を取り入れ成功させたことで、北川正恭先生も三重県知事時代に葛西部長のことを知っていたのだそうですが、市の施設すべてを市職員や点検を委託されている業者だけで維持管理していくのは不可能なことだけに、指定管理されている施設は受託先が、そうなっていない設備などでも受託できる団体があるのであれば委託するなどして、我が町会の融雪溝のように市民の力を活用することを検討していくべきだと思います。
その受託先にFMの基本を研修してもらってレベルの平準化や向上を図ったり、受託先の取り組みでよかったものを広めていくといった試みをしていけば、市民にFMを知ってもらい理解してもらうことにもつながるはずです。
本来であれば、施設の指定管理と同様に委託料をもらってもおかしくないことですが、この取り組みで施設設備が長持ちしたり大きな故障や事故を未然に防ぐことができれば財政的にもプラスになりますので、費用対効果ということからも考えてみるべきテーマだと思います。

皆さんの周りで、市民や団体が維持管理すべきものはありませんか?