2014年12月31日水曜日

雪対策格差を埋めるには

年末の大雪予報が外れてホッとしての大晦日を迎えたところですが、今年は12月としては史上最高の積雪70cmを記録するほどの雪続きだったものの、わが昴町会と隣の湯口町会は今年度から相馬地区直営除雪隊の管轄に変わり、26日には今年2度目の排雪作業が行われて、道路幅も十分確保されています。
融雪溝の問題は残っているものの、これだけの対応をしてもらえると今年の冬は何とか乗り切れそうだという気持ちになりますが、いざ市内に入ると道幅が狭くなってすり鉢状になっている箇所も多く、同じ冬期間の雇用者で作業しているにしても、自分たちの地域を守る意識で作業している除雪隊と仕事だからという感覚で請け負っている業者との違いを改めて感じてしまいます。

相馬や岩木の場合は、旧町村時代の除雪体制の遺産があり更新していけばいいというハードルの低さがあるだけに、私たちもそれを基準にした要望をしていますが、旧市内の大部分は業者による除雪と流雪溝という体制に長い間置かれていて満足度は低いものの改善の希望も持てないというのが現実だと思います。
これに対して、市ではアクションプラン2013の最重点施策エボリューション3の一つとして雪対策日本一を掲げていましたが、スマートシティなどのニュースになる事業はあっても現実の除雪作業での工夫は感じられないままになっています。
雪対策の場合は、どこかで画期的にすごいことができたことで、それが波及していくという一点突破の手法が通用する分野ではないので、現在は10cmとなっている出動基準を5cmにするとか排雪のサイクルを早めにするといったことを全域で展開していくような、全体のレベルを少しずつ上げていく、亀の歩みのような取り組みが必要です。
とりわけ、地域ごとに雪対策に格差があるのであれば、レベルの高い方に近づけるようにしていかなければなりませんし、豪雪の年には当初予算の倍近くまで補正予算が計上される場合もありますが、これは市民生活に必要な支出であり無用なイベントやハコモノとは意味が違うものですし、もう少し予算を増額してでも対策を打つべきだと思います。

こうして考えると、雪対策は市民生活の最重要課題であるとともに、予算配分や費用対効果を考える上でも一番のテーマだと改めて思いますし、皆さんの声を受けて取り組んでいきたいと思っています。