2014年9月6日土曜日

小連体中止で考える

昨日は市内全小学校と西目屋小学校が参加して、5・6年男女のリレーに男子1500m・女子800m、さらに男子は弘前市独自の制定体操に女子はダンスを行う小連体の日でしたが、あいにくの朝方の雨で中止となり、リレーと長距離種目は13日に行われることになりました。
全員を参加させるための体操とダンスにはあの前世紀的な格好からして違和感を感じていますので、中止で陸上種目だけになったのは何よりですが、おかげで小学校と中学校、学校教育と陸上協会の連携のなさが露呈してしまいましたので、数日前に陸上のことを書いたばかりですが、改めて陸上をめぐる問題点を明らかにしたいと思います。

陸上種目だけは13日に実施とお知らせしましたが、会場は岩木小学校になります。
これは、当日運動公園陸上競技場では中体連が行われるためで、市内の小学校では一番広いグラウンドを持つ岩木小でとなったようですが、いかんせん正規の400m全天候グラウンドとは雲泥の差だけに、残念です。
そればかりでなく、13日は秋季県選手権にあわせて小学生も交流記録会県大会が県営運動公園で行われることになっているのですが、日程が重なったためにせっかくの地区予選を勝ち上がった選手が出場できないことになります。
これは、小連体を主催する体育研究会および教育委員会に陸上協会から大会日程の情報が入ってないか、もしくは情報があったとしても参加している学校が少ないことで無視したかのどちらかだと思えるだけに、陸上関係者としては扱いのひどさにガックリきてしまいます。
よく考えると、最近では中学生でも県選手権に出場して活躍していることもありますので、同じ日に中体連を行うのも考えものです。

この日程や会場変更には、いうまでもなく運動公園の大規模改修工事が控えている影響があるのですが、工事を少し遅らせてでも会場確保を検討できなかったのか残念に思いますが、13日であるならば逆に中体連と小連体を組み合わせて開催することを考えてほしかったと思います。
今回の中体連は1・2年が出場する新人戦だけに参加人数は春より少ないわけですから、そこに1時間程度の追加種目を入れることは可能だと思いますし、何より普段は違うスポーツでがんばっている小学生が少し年上の陸上選手ががんばっている姿を見る機会になりますので、せっかく自分も学校の代表に選ばれるくらい足が速いのだから中学では陸上をやろうという気になるかも知れません。
少しの工夫でできる話ではないことですが、中学校側でも陸上に引きこむチャンスなのですからそのくらいの苦労はして当然だと思うのですが、現実には小学校側で中体連だからと考えることもなく打診もせずに会場変更を決めたのだろうと推察します。
このあたりに、小学校と中学校の連携不足を感じますし、陸上協会との連携のなさとあわせて考えると、スポーツ行事を全体として調整する機能が教育委員会には必要だと思います。

ところで、毎年小連体を開催する9月第1金曜日は雨にあたる確率が高く、2007年も雨でしたが旧中郡に東目屋小を加えた交流大会を開催したのがその後の陸上種目だけでも後日開催のきっかけになったと思っていますが、来年に向けて開催日の再考と陸上種目だけにして中体連新人戦と組み合わせて開催することを提案します。

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