2014年9月25日木曜日

市民と市政ができる防犯とは

何度か話題にしている安全・安心協働活動実践事業ですが、先日の現地点検を受けてのマップへの落としこみ作業を行いました。
この作業自体は、小学校PTAや安全協会でも毎年行っていることですし、安全は自分で気をつければ防ぐことができたり加害者にならないようにできることですが、話題が最近続発している不法侵入事件や相馬ばかりでなく岩木地区でも起きている車上荒らし事件へと移ると、マップにもできない問題でもあり自分たちで何ができるかという壁にぶつかって、グループ全員ハタと考えあぐねてしまいました。
元々、相馬地区では犯罪が少ないこともあって、自宅に鍵をかけず自家用車には鍵をつけっぱなしという暮らし向きなのですが、我が昴町会や隣接する市営安田団地は村外から移住の方が多いこともあって施錠率は高いだけに問題はないと思っていましたが、表向きの美観のために家の裏に灯油タンクや電線を配置して、それが向き合う面に歩道を通しているため、実は犯罪が一番起きやすい<入りやすい/見えにくい>環境だけに、まちづくりの設計に防犯という観点が抜け落ちていたことを今さらながら発見して愕然としているところです。

これは特殊なケースですが、施錠の声がけやパトロールといった防犯活動や「みんな見てるぞ」といった防犯ポスターや看板設置くらいでは、犯罪を起こす気になっている者を抑えこめるものではありませんし、今回の件で何より気がかりなのは市民側の犯罪に対する対応の遅さと、犯罪情報の共有ができていないという問題です。
実際に、不法侵入事件では深夜に家族以外と思われるドアの開閉音や階段を上り下りする足音を聞いたものの被害がなかったし不法侵入との確証がなかったので通報しなかったという話や、車上荒らしでも鍵が座席に移されダッシュボードが空いていたが被害がなかったからというケースもあり、警察が把握している以上の事件が発生している可能性が考えられます。
さらには、これらの事件を解決するには警察としては余分な情報もれを防ぎたいという判断は理解できるのですが、新聞にしても連続発生とはいえ被害がほとんどない事件を取り上げることもないために、町会という近隣で起きていることや相馬駐在所管内の事件はわかっても、岩木地区の件はネットでつながった方からの情報提供でしたし、両方と隣接している目屋や四中・二中学区ではどうなっているのか皆目見当もつきません。
防犯という問題を所管しているのは、例によって市民協働政策課なのですが、今のところは防犯活動については取り組んでいても、実際に起きている犯罪には手がついていないのが実情ですので、このような生活を脅かす事件や振り込め詐欺情報、サイバー犯罪などを随時更新して市民に注意を喚起する必要があると思います。
これに関しては、警察との連携が必要になりますから市が情報を得る立場でないと無理でしょうが、得た情報をスピーディーに提供するというところには市民が協力できることもありますから、ここでも協働の可能性が生まれます。

ひるがえって市民の側でできることは、八戸市で先行して取り組み市内でも何校かの小学校で実践している防犯につながるマップづくりを全地域で行うこと、それ以前に住宅などを建設する際にどのような造りが犯罪を防止できるのかエリアに死角をつくらないまちづくりとはどんなものかを学ぶところからはじめないといけないと思います。
八戸市でも市内小学校でも指導してくださったのは同じく立正大・小宮信夫先生ですが、今回の事業が案の定余剰金が出る見こみなので、先生の都合がつくならこの機会に町会の現地点検を兼ねて講演しに来ていただきたいと思っていますし、市としても防犯を実践できる方をもっともっと招へいして啓発に努めるべきだと思います。

いずれにしても、スローガンではない防犯の実践が必要なご時世、皆さんもまずは身の周りに気を配りましょう。