2014年9月12日金曜日

一般質問の見方

4日間の一般質問が終わりました。20名の質問すべてを聞き届けたわけではありませんが、極めて粛々と終わったように思います。
傍聴に足を運んだのは2日間でしたが、両日とも来春の市議選に立候補を明らかにしている大先輩と一緒でしたので、そこでの見方の違いを含めて一般質問の見方について考えてみたいと思います。

今回、私が一番期待していたのは、自治基本条例一本に絞った小山内司市議の質問でしたが、前回まとめたとおり多くの気づきを得ることができた論戦だったのですが、同じく傍聴していた大先輩には眠くなるほどつまらないものだったそうです。
確かに、自治基本条例は目に見える形にはならず生活実感を伴わないだけにわかりづらいのは事実ですが、市政の方向性や体質を左右するものだけに、そこで何が論じられて何が問題として浮かび上がったのか、あるいは「まちづくり」について何を提案したのかは非常に大きな意味を持ってくるものです。
前にも傍聴で一緒になった知人と終わってから語り合ってみたら質問のとらえ方が全然違っていたことがありましたが、それぞれ何に注目したのか話し合ってみるとそれぞれ違っていることで新たな気づきを得ることができるだけに、やはり傍聴はネットよりも足を運んで、終わってからできれば誰かと語り合うことが大事です。

それにしても気になったのは、ほんの数名のうち半分くらいの確率で答弁者がこの資料は持ち合わせていないので答えられないとか後ほどといった回答で逃れる場面があったことです。
通告に対して聞き取りを行い、さらには想定問答までして答弁に臨んでいるはずですが、質問者が指摘するとおりこのデータに話が及ぶのが明白なものでも持ち合わせていないというのは、やはり葛西市長が再選を果たし大部分の市議が応援についたオール与党体制による緩みがあると思います。
市の側に緩みがあるのであれば、質問に立つ側が資料不足では論戦にならないとして議事を止めるくらいの緊迫感があれば締まると思うのですが、大事な数字が答えられなくても流してしまうあたりになめられる原因があると思います。
加えて、小山内市議は一つの項目でも時間いっぱい近くまでかかっているのに、質問項目をただただ増やしておいて、さらに一問一答式で質問回数に制限がないことで最初の問題に深入りしすぎて残りの項目は再質問も行わないというパターンも見受けられ、これでは何のための質問形式見直しだったのかわからない状況ですし、議員の側で質問に臨む姿勢を振り返ってほしいと思います。
ことに、一問一答式で深追いできるせいか追及型ではあっても提言が見あたらない場合がほとんどで、その高いレベルで市長に所見を問うような場面が見られないのも盛り上がりに欠ける原因だと思います。

自分で質問項目を設定できる一般質問でもこうなのですから、連休明けの決算特別委員会は質問時間の制限もかかる中で仕分けに値する論戦ができるのかどうか、非常に気になります。
これこそ議員の力量が問われる場面ですので、市民の皆さんには委員会こそぜひ傍聴していただきたいと思います。