2014年5月31日土曜日

ゴルフ場、新展開でいいのか

この1週間のうちに、岩木川市民ゴルフ場について大きな展開がありました。
6月定例会に指定管理者としてサッカーなどの総合スポーツクラブとして活動しているNPOリベロ津軽が候補として名前が上がり、続いてこれまでの指定管理者であったウォーターフロント社が所有する形になっているレストランなどが入る管理棟や給水施設などを市が買い取るという追加提案があることも明らかになりました。
このことについて、私の立場を明らかにしておきたいと思います。

最近、葛西市長も視察に訪れて現在の状態や利用者数が伸びていることを喜んでいたと報じられていましたが、4月からの直営での暫定営業にあたって料金値下げをしたことで好転しているようです。
指定管理にあたってはニュースポーツでの活用も条件となっているようで、市としてはまずは多くの市民が利用する場であることから必要な施設であることをアピールするねらいがあると考えられます。
ただ、この問題を考える市民ネットワークにかかわって知識を得てきた立場からすると、現在のゴルフ場は都市公園の一つとして位置づけられているもので、実は社会体育施設ではありません。その不明瞭な位置づけのままで、リベロ津軽というスポーツ団体に指定管理させるのは行政手続き上の問題があると思います。

それ以前に、岩木川河川敷に公園もしくはスポーツ施設を整備する意義は現在でもあるのかという疑問があります。
リゾート法やNTT株の売却益の運用ということからスタートしたゴルフ場ですが、当初はこれを含む大規模なリゾート開発計画の一部であったことが明らかになっていまして、そういうものが河川敷という国管理のエリアで計画されたことにそもそもの間違いがあると言えます。
また、その後の計画では防災にも活用できるという理屈がつけられていますが、昨年の台風18号ではいち早く浸水してしまい、防災には何の価値もないないことは明白です。
さらに言えば、現在東北の一級河川では一番汚染されているということにされている岩木川に、芝生を維持するための薬剤散布が行われることだけでも、環境の問題から見直さなければならないと思いますし、現在の位置づけの都市公園であればなおさらです。
今ある施設を利用する人があるなら存続させるべき、という表面的な判断では済ませられない問題です。

もう一つ、これは議会レベルで議論することではありませんが、ウォーターフロント社とりわけ代表取締役を務めてきた鳴海康安先生に対して市そして葛西市長は道義的な責任があるのではないでしょうか。
当初の計画を進めるにあたって市が直接ではない形を取るために、当時の市体協会長であった康安先生を代表とする会社を設立したのが、ご存じのとおり利用者が見込みを下回って指定管理料での補てんでも間に合わず特別清算に追いこまれたのですが、これまでも康安先生が個人として支出して支えてきたともれ伝わってきますし、今後の預り金=会員権総額2億円以上の返済にあたっても市との縁が切れた形である以上、その大半を康安先生がかぶる覚悟なのではと個人的には思っています。
康安先生は、弘前市を代表するお医者様であり一時は市長候補に擬されたこともある大人物ですが、葛西市長芋誕生にあたっても後援会連合会会長として先頭に立って応援した方です。そのこととゴルフ場問題をリンクさせて批判を受けることになったので後援会長は辞したわけですが、ウォーターフロント社との契約が切れ後援会長でもないから、後の始末は知らぬ存ぜぬでいいものなのでしょうか?
康安先生とは母校の同窓会で一緒させていただく機会があるのですが、私がゴルフ場ネットの人間であると知りながら、というよりも知っているからこそ、昨年の春の特別清算を決める前に「三上君、ゴルフ場のことは厳しく見守ってくれ。」とまっすぐにおっしゃっていただいたことが印象に残っているだけに、その覚悟と無念を思うにつけ、私たちゴルフ場ネットとの対話も拒否されている葛西市長におかれては康安先生とは果たして対話されての決着なのだろうかと、いらぬ心配をしてしまいます。

これらのことから、そもそもゴルフ場が必要なのか、そして葛西市長の政治姿勢にかかわる問題だと思い、これからも見届けていくつもりです。

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