2014年5月21日水曜日

教育長3代への感謝と期待

地元紙の報道によると、昨日の予算特別委員会と並行して教育委員会が開催され、先日新任された佐々木健さんが教育長、九戸真樹さんが教育委員長に選任されたそうです。
前任の佐藤紘昭教育長の任期が19日まででしたので、空白の一日を生んだ形になったのですが、この機会にご縁をいただいた3代の教育長について記しておきたいと思います。

実は19日の朝、4年の任期が本日最終日ということで、僭越ながら佐藤教育長に電話で4年間の感謝を伝えました。
佐藤教育長は北海道出身、弘前大学から教員の道に進み特別支援教育では全国でも高名な実績を残し青森高校校長で退任、葛西市長初当選とともに教育長に招へいされた方です。
人事提案の質疑の際に、私は弘前市と縁の少ない人物を教育長として迎える意義を葛西市長に質したことを覚えていますが、その後の議会での答弁や教育基本計画の内容などからしても本当に立派な教育者であることがわかり、不遜な質問をしたおわびもしなければと思っていたのです。
その件については、佐藤教育長にも耳に入っていたそうで、「だからこそ、4年間弘前らしい教育をめざして努めてまいりました」と言われましたので、まさに汗顔の至りでしたが、そんなことも自分の糧にできる方こそ真の教育者だと改めて尊敬の念を覚えました。
これからも、弘前市を外からの視線で見守り導いていただきたいと思います。

このお別れのあいさつには、その前任の石岡徹教育長との思い出があったからといういわくもあります。
石岡徹教育長は、市内の中学校に長く勤め弘前二中の校長で退職の後、前市長時代の教育長として就任され市長交代も重なったため1期4年で退かれたのです。
前市長から忌み嫌われていた私でしたので、石岡教育長としては遠ざけておきたいのが本音だったかも知れませんが、そういう態度はおくびも出さず、いつも真摯に向き合ってくださいました。
それは、中体連の地区大会を土日開催にできないかという私の一番最初の6月一般質問を受けて、来年度からは移行しますというのを12月に表明し、質疑を終えて顔を合わせた際に「あの質問が決め手になった」と言ってくださったことに現れていましたので、私も前市長派の教育長だと色眼鏡をかけて見ることもなく、後に妻の恩師の一人であることを知って、さらに親しみを感じながら接していました。
葛西市長当選後の5月に入ったところでちょうど伝統的建造物に関する全国大会が弘前市で開催され、市議の中では唯一見学ツアーに参加していた私も懇親会に参加する栄に浴したので、その席で石岡教育長に再任のことをうかがったら、「もともと1期で退くつもりだった」と晴れ晴れとおっしゃったので、その席が3年間のご縁に直接お礼を述べる場となったのです。

では佐々木新教育長ですが、前任のお二方に勝るとも劣らない教育者で、以前からこの人が教育長ならばと思っていた方だっただけに、今回の就任は我が意を得たりと思わずにはいられません。
佐々木教育長は葛西市長の母校でもある弘前一中の校長で退職された方ですが、ちょうど所属していたライオンズクラブの奉仕活動でかかわる学校でしたので、何度かあいさつを交わす機会がありました。
その頃、地域が学校運営にかかわるコミュニティスクールや地域支援本部に関心を持っていたので大館市・城西小学校を見学したことがありましたが、じつはその際にとって返して市内で唯一地域支援本部に取り組んでいた一中に足を運んでいたのです。
そこで佐々木校長にお話をうかがうと、市から指定されたのではなく二中・裾野中の教頭時代に学区の小学校と地域を巻きこんだ育成協議会を立ち上げてきた経験から進んで手を上げたことを知り、灯台もと暗しであったことの不明を恥じたことがあっただけに、まさに相馬中でも取り組まなければならないと考えている、これからの教育の地域経営にはうってつけの方だと思います。
また、市内の中学校を知る立場だけに、昨年来のいじめ裁判事件にも現場感覚で向き合うことができる強みも求められての人選であるのは、言うまでもありません。

こうしてみれば、3代の教育長とも立派な方ばかりであり、ご縁をいただいてきた立場として、お二方には感謝、佐々木新教育長には期待をお伝えしておきたいと思います。