2014年6月19日木曜日

今さらながら市庁舎問題

昨日は傍聴しませんでしたが、今朝の地元紙・陸奥新報によれば、畑山市議が市庁舎増築について質問をしたようです。
ちょうど昨日、その件で市民の方の嘆きをネット上で見つけました。
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今の弘前市の財政問題はどうなっているんでしょうか。
公共機関の建て替えラッシュには、本当に驚きました。
市役所の駐車場を作り、有料化するという、考えられないことを決定してしまっています。
あと、財政難だというのに岩木にある高照神社に大きな資料館を作ると報道されています。
私には全く理解できない、旧第九師団の資料館をわざわざ道路側に寄せる工事。市民税の無駄使いをしているとしか思えませんでした。
何故、こんな無駄な工事ばかり着工しているのか理解できないです。もっと詳しい説明を弘前市はしていないのでしょうか?
このまま市民税が高くなり続けるのでしょうか。市議会で追及してほしいです。困るのは、やはり市民だけなのでしょうか。
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この問題の経緯を説明しますと、昨年度のうちに駐車場立体化などの設計委託料1440万円が可決され、3月の骨格予算で約6.1億円の建設費が可決、さらに5月の補正予算で庁舎増築3.6億円弱などの追加があり、総額で9億6754万円の事業費となっています。
先日、近接している塩分町会には説明会があったようですが、これまで全市民向けの説明会はなく、さらにヒロロスクウェアCMや市民ゴルフ場問題の陰に隠れて大きく報じられなかったこともあり、多くの市民は知らないままなのだと思います。

畑山市議への五十嵐部長答弁では耐震問題への対応も必要とありましたが、現在の市役所は本館新館ともに前川國男建築という価値ある建物であり、これを維持活用していくためには補修工事は当然必要だと思います。
ただし、市役所として使っていくべきかはまた別の問題で、今後の広域行政やさらなる市町村合併を見すえた場合は移転も検討するべきだと思いますし、その前に無用な支出をすべきではないと思います。
それだけ時間をかけて議論すべき問題であるのですが、来年度が期限となる合併特例債を使うには早い決断が必要ということで、昨年度から計画が進んでいるわけです。
このことも市民にはわからないことでしょうから、何といっても説明を尽くすことが大事だと改めて思います。

ところで、その質問をした畑山市議は、この件での3回の議決すべて賛成しておきながら、今さら問題を指摘するというのは、その議決に際して議論を尽くしていないことを自ら証明するようなもので、いかがなものかと思います。
市民の皆さんには、こういうところも見極めていただきたいと思います。

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