2015年3月31日火曜日

医療崩壊に先手を打とう

あまり大きい取り扱いではありませんが、小児科輪番から黒石病院が外れ、外科輪番から小野病院が離脱して4病院での対応になるという救急医療にかかわる気になる記事が報じられていました。
これでただちに救急が機能しなくなると言うことではありませんが、この数年は考えることもなくなった医療崩壊について先手を打っておかなければ、気がつけば手遅れともなりかねません。

振り返ってみれば、8年前の市議選の頃には医療崩壊が声高に叫ばれ、私も重要課題の一つとして問題提起しましたし、当選後には議員全員に呼びかけての救急医療勉強会を3回開催し医師会でも講師派遣や会場提供などで積極的に協力してくださり、弘大では卒業生でもあるこの分野のオピニオンリーダーである本田宏先生の講演会を開催するほど、当時は市政サイドも医療側も危機感を共有していました。
3年後の市長選までには弘大附属病院に高度救命救急センターが整備されることになったので、救急という難題は争点とはなりませんでしたし、その後は県と連動しての健康寿命アップによる短命県返上の方向に力点が置かれてきましたので、救急の問題は忘れられてきたのです。
この間も、弘大医学部への地元からの推薦枠が広がったものの市立病院など津軽の病院への研修医希望が伸びないというほころびは見えていたのですから、より早い段階での対応が必要であったというのは後の祭りな話ですし、この点は反省しなければなりません。

一方、5年前にまとめた「市政を変えるマニフェスト」では、医療に関して健康福祉戦略会議を設置し、その後医師会から特別職を招へいして戦略室をおくことで、行政と医療の連携を密にし津軽一円の医療体制をリードすることを提唱しています。
これは、葛西市政での「医都ひろさき円卓会議」という形で協議の場ができて反映されたばかりでなく、医療ではないものの民間からの登用がはじまり未来戦略センターでは医療や介護の問題にも踏みこむとしていますので、マニフェストのおいしいところを持っていかれている気もしますが、今回の救急輪番離脱の事態に直面してみますと、医療の特別職がいて先手を打ってくれていればと思ってしまいます。
これだけが解決策とは思いませんし、何よりもスピード感を持って対策を打ち市民に安心感をもたらす必要がある問題ですので、こういう時にこそ緊急で円卓会議を開催して医療サイドからのアイデアを受けとめてこそ、設置の意義があるというものです。

これはきっと、市議選後の焦点となる問題ですので、市民の皆さんにも関心を持っていただきたいと思いますし、私も関係者の一人として積極的に動いていきたいと思います。