2015年2月7日土曜日

市民にとっての雪灯籠まつり


IMG_2149-2015-02-7-09-00.jpg弘前の冬のイベント・雪灯籠まつりは今日開幕ですが、昨日は加えていただいている岩木山桜会議の雪灯籠づくりに協力してきました。最近の好天続きが逆効果で崩落寸前になっていたため思いがけず大変な作業になりましたが、これまでにないできばえに仕上がったそうで何よりでした。

実は、市民とはいえ元々は相馬村民だけに雪灯籠をつくるのにかかわったこともなければ、子どもたちが学校や子ども会の活動でつくりに来たこともなかったので、まつり期間前の弘前公園で作業をする貴重な機会となりました。
この時期でも、公園には中国系のツアー客が回ってきて雪だるまを喜んで見入ったり、イベントの準備で来た佐藤ぶん太、と出くわしたりと、来てみなければわからない出会いもありますし、これだけの準備が必要なのだと気づくことにもなりました。
考えてみれば、春の桜まつりと秋の菊と紅葉まつりに市民がかかわる場面はほとんどなく、夏のねぷたは自分たちで作って出陣するにしても、ねぷた小屋は各地に散らばっているのでそれぞれの活動ぶりは見えない形だけに、冬の雪灯籠づくりだけは市民や各団体が同じ場所で作業する稀有のイベントだというのを初めて実感しました。
桜会議の皆さんも「この天気だと崩れるかも知れないから、来てみないと」と話していたように、自分たちが手をかけた雪灯籠や雪人形があることで足を運ぶ気にもなりますし、その意味では四大まつりとして一くくりに考えるのではなく、市民参加型で行う最大のイベントと位置づけて考える方がよいのではと思えてきました。
それからすると、私のように作ったことのない市民の方が大多数だと思いますし、子どもの頃の記憶と比べても雪灯籠の数が減っているように思いますので、より多くの市民が参加協働する働きかけをしていくべきだと思います。

何はともあれ、まずは見ないとはじまりませんので、今日から11日までの間にぜひ弘前公園に足を運びましょう。

2015年2月6日金曜日

子育て支援課長に刮目

昨夜、Facebookからいただいた情報を朝イチで子育て支援課に伝えたところ、午後には課長対応で説明をいただくという展開でしたので、その概要をお知らせします。

いただいた情報というのは、笹森町にある子育て支援センターが今年度で閉鎖となるが、同時に閉鎖となる和徳幼稚園に移転する形で継続できないものかということでした。ヒロロが開業し3Fにヒロロスクウェアが開設されて子育て支援センターも組みこまれているのですが、こういうところにはしわ寄せがきます。
急なアポに対しても段取りよく予定を調整してくれて午後に時間を取っていただいたのですが、後藤課長の要領を得た説明で三つのことがよくわかり、(女性向けの言葉ではありませんが)刮目してしまいました。
一つ目は、5歳児検診を開始したところ知的障がい・発達障害や境界域にある子どもが多いことがわかったので、閉鎖後は2Fで開業している知的障がい児通園施設を1Fまで広げてもらい、軽度の身体障がいまで対応するように準備を進めているのだそうです。
二つ目は、子育て支援センターの機能に関しては、新年度から市内の保育所のうち21ヶ所が認定こども園に切り替わるのだそうで、その条件として子育て支援事業を実施することが入っているので、相談窓口としては格段に増えるのだそうです。
最後に和徳幼稚園の跡地利用については、課としても検討してみたものの、文部省からの補助金で建てられている関係であと3年は別用途に切り替えると補助金返還することになるのと、建物の老朽化で床の張り替えをする必要があり、さらに立て替えるにしても売却するにしても地下に埋設されている下水管の処理も発生するということで、これから公共施設をどのように集約活用していくかというファシリティ・マネジメントの観点からは、活用を図るわけにいかない状況であるとのことでした。
また、情報をくださった人が相談よりもセンターでの活動を主眼に置いているのであれば、自分の町会の集会所→公民館であれば無料で借りることも可能であるし、日程が合えば近隣の児童センター・児童館なら午前中の空き時間に使ってもらうこともできるので、そういった方法も考えてみてくださいと伝言までお願いされました。

こうして足を運んでみると、該当年齢の子どもがいないという言い訳はさておいて子育て環境の変化についていけてないのを痛感しましたし、子育て問題のようで障がいやファシリティ=施設管理のことまでかかわってくるように、多面的に問題を理解する必要がありますし、そのことをしっかり市民に伝えていく役割の重大さもわかりました。
これで納得してもらえるかは別にしても、久々に実のある説明を聴くことができて何よりでした。

2015年2月5日木曜日

「自分ゴト」としての862万円

先日お知らせした岩木側市民ゴルフ場問題を考える市民ネットワーク総会は、59名で行政訴訟を起こしているにもかかわらず、約20名の参集にとどまり、マスコミの取材すらないほど関心を引かない形に終わりました。
ムダな公費支出であり葛西市長の政治姿勢が問われる問題にもかかわらず、こういう結果にとどまっているのは、多くの市民にとっては自分に関係のない「他人ゴト」にしか思えないからでしょうし、どうしたら政治に関心を持ってもらえるかという大問題を改めて突きつけられた気持ちです。
ただし、その総会の中でヒントをいただいたので、気を取り直して皆さんにも「自分ゴト」と思ってもらえるよう、お伝えしたいと思います。

総会に参加した方々からの意見には岩木川の水質への悪影響、ゴルフというスポーツが多くの市民のためのものであるのか、今の指定管理者はどんな会社なのか、などなどゴルフ場にかかわる問題は多岐にわたるのに、行政訴訟で争っているのは862万3千円の特別清算補助金の支出を差し止めることの一点だというのも、「他人ゴト」に思えてしまう一因だと思います。
それをいいことに、市が裁判所に提出した答弁書では、市の会計規模からすれば過大な支出ではないとまで言い逃れているのですが、今回の意見交換の中でそれが3歳児まで無料となっている医療費を就学時まで拡充するのに必要な額だという話が出ていたように、自分の身の回りで何とかしてほしいことを実現できるとわかれば、それならそちらに回してほしいと、「自分ゴト」に思えるのだと気づかされました。
その意味では、さまざまな問題が見えてきているにもかかわらずふるさと納税が広まっているのは、石垣修理といった自分の望む自治体の応援や事業推進に寄附が回るのがハッキリしているだけに「自分ゴト」と思えるからでしょうし、この補助金862万円をあなたが希望する事業に回しますので提案してくださいということになれば、それこそ真剣に考える人も多いのではないかと思います。
ゴルフ場問題を市政の大問題として追及することも当然必要ですが、そうやって支出するだけの余裕があるのであれば何に使うべきかを考えるという見方をすれば関心を持ってもらったり、問題の核心まで伝えることにつなげることも可能になるという発想も大事ですし、その上で支出すべきか使わずに次に回すかを判断するという流れへと進めていくのがよいと思うのです。

さて、皆さんなら862万円を何に使ってほしいですか?

スタバ問題で改めて気になること

一部市民の反対や懸念の声に応えることもなく、4月の桜まつりに向けて旧師団長官舎へのスターバックス開業の準備が進められています。
今の時点で止めることもかないませんが、市民の皆さんに改めて考えていただきたい情報を二つお知らせしたいと思います。

一つは、スターバックスでアルコール提供がはじまるということです。
これはカナダでの話題のように伝えられていますが、この件に詳しい知人からの情報によると、スタバは投資家筋から新たな取り組みを求められており、もしかすると師団長官舎への出店もその一環かも知れないということでしたが、もしかすると市役所前の文化財からほろ酔いの客が出てくるようなことになりかねませんし、今の立体駐車場の状況からすると事故を誘発する懸念も生じてきます。
もう一つは、スタバのような強力な民間資本に対して市からのコントロールが効くのかどうかということです。
スタバが進出した公共施設としては、佐賀県武雄市立図書館が有名ですが、ここは当時の樋渡市長が主導してTSUTAYAが指定管理を受託したことで注目され、弘前市議会でも視察に訪れているようです。
功罪伴う指定管理だというのは、利用者数の急増や視察見学の増加の一方で、江戸時代の蘭学史料を放り出しているといった収蔵庫としての機能を損ねているという批判などから伝わってきますが、一番の問題は図書の貸出にT-POINTカードを用いることで公共のための個人情報が民間企業に流れる懸念があることです。
これに対して、私がいるから大丈夫とタンカを切っていた樋渡市長が1月の佐賀県知事選に打って出てしまい、市長からすれば総務省の後輩でもある30代の秘書室長が後継する形となりましたが、良し悪しは抜きにしてもカリスマ的な樋渡市長であれば対等に交渉できていたことでも、能吏であっても押しが強いわけではない市長に代われば、どこまで民間の圧力や暴走を止められるか心配になるのが当たり前だと思います。

弘前市の場合も、葛西市長はリーダーシップを持って次から次へと新規事業に取り組み、その一環としてスタバ出店や今関勝さんの採用という民間資本との連携を進めているのだと思いますが、実務をつめていく職員がそれについていけるのか心配ですし、次の市長がこれと反対の姿勢に立てば180度ひっくり返す必要に迫られることも出てきますから、より慎重な取り組みと市民も趣旨に納得して応援してもらえるだけの説明責任を果たすべきだと思うのですが、どうもそういう風には見えません。
民間の立場に立てば、ダイエーが旧ジョッパルから撤退したように、経営環境が変われば進退は自由というのが当然でしょうし、ましてや師団長官舎は文化財であるだけに手を入れてしまえば元に戻らないわけですから、その場の思いつきで進められては困ることばかりだと思うのです。

民間の力を生かすことはこれからますます必要になってくると思いますが、それだけに市としてどのようにかかわるのかしっかりと固めてからではないと危ういだけに、心してかかるべきだと思っています。

2015年2月4日水曜日

春に立つ思い

いよいよ立春、市議選のある季節に入りました。
季節は変わりましたが、このBlogで自らの思いや提言、市政への向き合い方をつらつらと表明してきたものの、ここ数日で読了した本田哲也・池田紀行両氏の著作にふれて、自分への支持拡大ばかりでなく選挙への関心を呼び起こすにはどうしたらよいのか考えさせられました。

本田さんの『[新版]戦略PR』には、「カジュアル世論」と名づけられた空気をつくることが戦略PRであるとされていて、これは広告やマーケティングが賢い=疑い深い消費者に通用しなくなってきたからこそ重要になってきたことが、2008年のハイボール復活などを例に引きながら紹介されています。
これを選挙に置き換えて考えると、政治にかかわる人間が選挙に行きましょうとか自分を支持してくださいと真っすぐに主張しても、有権者からすればその候補者が当選しても何か変わるとは思えないという空気が変わらない限り投票に行こうとか応援しようと思えないということになりますし、弘前市や青森県の低投票率はまさにこの空気の表れということになります。
その本田さんと、ソーシャルメディアマーケティングの第一人者として知られている池田さんが、それぞれの立場を補完しながら社会的な影響力を発動させるためのエッセンスをまとめたのが『ソーシャルインフルエンス』です。
その中には、物事が自分に関係のある「自分ゴト」と思ってもらえるように働きかける難しさが語られていますが、これは無関心だったり関係のないことと無視している「他人ゴト」と思っている人に広告を打っても関心を引かないのと同じく、選挙に関心のない市民に私はこんなに真剣に市政に取り組むつもりですと訴えても届かないのは道理ということです。
さらに、ソーシャルメディアにおいて口コミで広がらないというのは、「自分ゴト」から「仲間ゴト」「世の中ゴト」へと波及していかないということになりますが、ニュースの中でシェアやリツイートされるのは芸能が上位で政治・国際が下位なのだそうで、その意味でも政治のことで関心を持ってもらっても広げてもらうのは至難の業ということがわかります。

それだけに、今私が考えなくてはならないのは、毎日Blogを更新して幅広い分野の中でどれかは関心を持ってもらえるという当てずっぽうなやり方でなく、市民の皆さんがこのことを何とかしてほしいと思っていることは何か把握し、それに対してどんな姿勢で向き合うのか理解してもらうことを今一度考えていこうと思っています。
そんなことより、一人でも多くの人にあいさつ回りをして顔を売ってこいという声が聞こえそうですが、自分が市議になれればよいというのではなく、弘前市の政治を変えたいと思っているからには、根本から変える動きをしなければならないと思うだけに、この難題に取り組みたいと思うのです。

これが立春にあたっての、私の思いです。

2015年2月3日火曜日

今冬最後の雪対策私論

今日は節分、暦の上では今冬最後の日ですし、これで最後になってくれればという思いで雪問題で考えなければならないことを述べておきます。

昨日の降雪で弘前市の積雪量は114cmとなり、青森市を30cm上回っているのだそうですが、近年では驚くことでもなくなるほど、大雪に見舞われ続けています。
それでも、この1週間は雪の日が少なく、各所で屋根の雪下ろしや排雪に励む姿を見かけましたが、気になるのは娘を送る際に桜ヶ丘団地から自衛隊に抜ける道路にある川にかかる橋から投雪するために軽トラックが並んでいるのを見かけることです。
岩木川と堀越どちらの雪捨て場でも距離があり、家の分の量なら大した迷惑にもならないという気持ちで近隣の人がやっていることだとは思いますが、河川に雪を捨ててはならないのは決まっていることであり、守ってもらわなくてはなりません。
守ってもらうためには、もう少し雪捨て場を増やして分散させる必要があると思いますが、場所を確保するとなると各方面に広い公共用地があるわけではありませんので、増やすとなると私有地を提供してくださる方と契約する必要に迫られることも考えられ、それがさらなる支出につながるだけに二の足を踏んでいるのだろうと推察します。

そこで考えなくてはならないのは、雪捨て場の有料化です。
実は、昨年3月に策定された「雪対策総合プラン」でも検討課題として明記されており、有料化に関する懇談会を設けるとされているだけでなく、雪捨て場に関していくつか提言があり、融雪機能を付設したスマートパーク、都市公園や学校の校庭を雪捨て場として活用、さらには民間雪捨て場に対する固定資産税減免といったことも上がっていますが、今のところ動きは見られないように思います。
農地や公園・校庭に関しては、箇所数を増やすのには手っ取り早いかも知れませんが、春先には消雪して本来の使用に向けられる必要があるだけに実際には効果的ではなくなる可能性もありますので、スマートパークや札幌市のような融雪機能のある雪捨て場というのは設置費用がかかるだけに、おいそれとは着手できないだろうと思います。
これらのことを考えあわせて、現実的対応として排泄量を抑制していくには有料化というのが一番妥当なところだと思います。
個人や事業所からの排雪に関してのみ有料とし、それを新たな雪捨て場確保や融雪設備設置のための財源に充てるとすれば、利用する市民にも納得してもらえると思いますし、このような動きが雪対策を我がこととして市民に考えてもらう契機にすることにもつながります。

雪の問題には、皆さん苦労しているだけに思いがあるでしょうから、ぜひご意見をお聞かせいただきたいと思います。

2015年2月2日月曜日

長谷川成一館長と語らう

白神山地財団主催の「白神の恵みと環境教育フォーラム」に参加しました。
財団がメインで伝えたかったのはESD:Education for Sustainable Development=持続可能な開発のための教育を新年度から展開することでしたが、市立博物館・長谷川成一館長の基調講演「江戸時代の人は、天気不正の原因をいかに考えたか?」が終わったところで席を立つ人が少なからずいたのを見ると、どちらを目的に参加していたのかわかる気がします。
講演の内容は、江戸時代の弘前藩で天気不正=異常気象をどのようにとらえていたのか、それと岩木山信仰がどのようにつながるのかということでしたが、関心の高い参加者が多かったせいで質問が次々と上がり、それに対して先生がていねいに学者としての本分を守りながら回答されていたのが印象に残りました。

私も財団の事務を所管しているエコリパの会員ですので、終わってからの交流会にも加わったのですが、ちょうど先生と対面の席でしたので、この機会とばかりに質問をぶつけてみました。
先生は秋田県本荘(現在の由利本荘市)生まれで弘大で学んで以来弘前市に在住されているのだそうで、弘大を退官して昨年4月から博物館の館長に就任されています。
就任当初は職員が引っ込み思案でギャラリートークをしたいという申し入れを断ることまであって驚いたそうで、まずは自分が積極的にやってみせようということで自らギャラリートークを行ったところ、入口のロビーからあふれるほどの聴衆が集まり、安全面を考慮して100名限定とすることにしたものの、3日もあれば埋まってしまい電話がつながらないという苦情をもらう形になって、うれしい悩みを抱えているとのことでした。
動くことで人が集まるのを目の当たりにしてからは職員も前向きに企画を考えるようになり、非常にいい形で運営できているということで、これは外部の人材がもたらしたプラスの効果が出た好例だと思います。
歴史のことでいえば、初代為信公と2代目信枚公の間に長子である信建がいて、関ヶ原の戦いの際には西軍で大坂城を守る立場であるほどの存在だったので本当の2代目はこちらで信枚公は3代目ではないかと質問したところ、藩主とは幕府が定めるものなので津軽家12代というのは変わらない、ただし惣領と認められているので津軽家としては後を継いだということもできると、文献史学者の立場からご教示いただきましたが、その信建がイエズス会の史料に名を残しているのが発見されたそうで、4月のギャラリートークのテーマにされるそうです。

長谷川館長とお話ししてみると、外部人材の登用の効果というのがわかりますが、他の方々だと外で講演したというのを聞いたこともなく、中での仕事ぶりはさておいて、それが外に伝わっていかないのはもったいないことだと思いました。
ESDには、ひろさき魅力プロデュース室の盛和春室長も参画しているのですが、今回は交流会参加の予定が都合がつかなくなったのだそうで、スタバ問題の真相を聞けずに残念というか、見当違いの批判をするなと先輩からのお叱りを受けずにホッとしたというところでしたが、この件でも室長が市民に向き合って語ってくだされば疑念を抱かれずにすることもあると思っています。

最近、葛西市政批判を繰り返していますが、いいところは認めるの表れと受けとめてくださるとうれしいです。